無線LANの設置

ホテルのインターネット接続環境は、ほとんどクレームも無く安定に接続できている。最近になり無線LANのアクセススポットがにわかに脚光を浴び、市販されているノートパソコンにも無線LANが内蔵される傾向にある。そこで、ホテルの食堂に Free Spot を設置することにした。
Free Spot設置状況

設置場所は既存の有線LANによるインターネット接続パソコンのLAN配線を利用し、SWハブをつけて既存のパソコンと、無線LAN発信機(エアーステーション)にケーブル配線した。

次いでエアーステーションの設定をブラウザから行い、エアーステーションへのアクセスパスワードの決定、稼働時間の設定(24時間稼動にした)使用チャンネル(14Chにした)等を設定して完了。

当初設置場所は天井近くに露出する必要があると考えていたが、テストの結果棚の中に封じ込めても若干の電波強度が落ちるだけで、目的とした食堂内すべての机で受信可能なので、写真のように設置した。

 

無線LANの接続設定

ブロードバンド接続は日々進歩しており、接続設定なども最新の機器を使えばあっけないほど簡単に接続できる。(それでも暗号のような用語の氾濫、メーカーによる表現の差などに初心者のバリアは高いが)

FreeSpot への接続を試みたので、その状況を記載する。

内蔵無線LANの場合

無線LANを内蔵しているノートはOSがXPである。(Macは使用経験が無いが、WINはXPから無線LANに対応している)従ってFree Spotの取説に従えばどの機種でも接続可能であろう。

WIN-XPノートにWi-Fi認定の無線LANカード使用の場合

カードのドライバーのインストールを行えば、OSの接続ユーティリティにより内蔵LANと同様にどの機種でも接続可能であろう。

WIN-XPノートにWi-Fi非認定の無線LANカード使用の場合

カードが IEEE802.11bに準拠していれば、接続可能であろう。場合によってはWIN-XPの接続機能が使えず、カード付属の設定ユーティリティが必要かもしれない。

WIN-XP以外のノートにWi-Fi認定の無線LANカード使用の場合

カードのドライバーと、接続ユーティリティをインストールすれば接続可能である。

今回はI・O DataのWi-Fi認定カード(WN-B11/PCMH)をWIN2000機に適用しテストした。ドライバーと付属のユーティリティのインストールを終われば、カードを挿しただけで受信可能であった。ちょっとあっけなくて拍子抜けした。念のために、付属の設定ユーティリティを起動した画面を示すが、電波強度、リンク品質が時々刻々と表示される。エアーステーションから2mの状況と、5m離れた状況である。有線LANと無線LANのデバイスは共存していても問題ない。

WIN-XP以外のノートにWi-Fi非認定の無線LANカード使用の場合
(IEEE802.11b準拠)

今回はMelcoのWLI-PCM-S11を使用した。ドライバーのインストールには、予め既存のLAN接続を無効にしなければならず、内蔵のLANをデバイスマネージャから無効設定を行ってからドライバーのインストールを行った。 ノート内蔵のLAN(有線)は無効の状態で使用することになる。上記 I・O DATA のカードからこのカードに差し替えたときには、再起動しないと使えなかった。(逆は問題なし)
付属の設定ユーティリティをインストール後起動し、Free Spotアイコンをクリックすれば電波を認識し、接続ボタンをクリックすることで、接続が完了する。非認定カードの場合には接続の手間がやや増える。

WIN-XP以外のノートにWi-Fi非認定の無線LANカード使用の場合
(IEEE802.11準拠)
 

Melcoの2Mbps対応のWLI-PCMでの接続を試みた。事前に概社に尋ねたら「チャンネル14で可能です」との事だったので、今回はチャンネル設定を14としていた。いろいろ試みたが接続できなかった。
従って、Free SpotにはWi-Fi認定の機器であれば問題なく接続出来、IEEE802.11bのもので11Mbps速度対応であれば可能性大、2Mbpsのものは同じ会社(Melco)のものを使っても接続困難と考える。
   

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