ベトナム語インプット(多国語)
(2003/1〜2月)
韓国語、中国語(繁体語・簡体語)に付いては、高電社のWriterシリーズをインストールすることでインプットが出来る。これらはIMEを置き換えて使うものなので、IMEとフォントを切り替える事でホームページやメールに使えるようになった。例えば、次の文は繁体語で記入したものである。 |
你好 從東京都町田市發信 新幹線被敷設從臺北到高雄的事決定了 為了技術指導做用作這個橋墩的鋼筋的連接方法去過臺灣 |
ところが、2002年末に私がシステムを管理している弟の事務所で、ベトナム語のインプットをしたいということになり、これに例のごとくはまり込んでしまった。今後の参考にその顛末を記録しておく。 |
調べてみると、ベトナム語のWINDOWSは未だ作られていない。従って英語版のWINDOWS+ベトナム語変換ソフトをインストールして使うのが一般的。これを日本語版WINDOWSで使
はなければならない。 高電社のソフトをインストールした経験から、立ち上げ時に他国語IMEが自動的に立ち上がったりすることを経験しており、 すでに日本語、韓国語、中国語(繁体語、簡体語)をインストールしており、この上さらにベトナム語をインストールするのは気が重いので、専用マシンを用意して、まずは使ってみることにした。 |
準備したマシンは予備としていた次のようなものである。
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Unikey ネット上でSOSを出したところレスがあり、その人のお勧めはUnikeyと言うフリーウエアであった。これについてのキーインプットをテスト した。 |
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Unikeyをインストールすると下の写真のようなUnikey設定画面が出た。まずネット上から使い方の出ていたWEBを参考に打ち込んでみたのが下の写真である。 (一行目のキーインプットしたときの結果) 例によって最初は思うように行かなかった。 | ||||||||||||||||||
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マシンにインストールしてあるいろんなソフトの影響があるのかもと言う忠告で、私のメインマシンでUnikeyを使ってみた。このマシンは日本語、中国語(繁・簡体語)がインストールされているものであるが、これで使ってみた。
その後再トライした。最初は変なマークが出たりしていたが、そのうち打てるようになった。設定と結果はこのようになった。 上と下の差はタスクトレイのアイコンに中国語インプットの切り替えアイコン(青四角にJP)が消えていることである。従来はIMEのアイコン(赤丸)と中国語選択は別のアイコンになっていた。慌てて、中国語インプットを試みたが、赤丸のIMEに統合されていた。(インプット可能であった)これがいたずらをしていたのだろう。 テキストエディター秀丸でもベトナム語インプット可能であるが、WORDPADでは j と r は効かず、インプットできなかった。 さすればと、 事務所のマシンで動かしたいと、上記の成功例に注意深く設定を合わせたが、どうしてもアクセントキーのインプットでとんでもない漢字が出てしまう。
最初の文字が大文字になるのはWORDの機能のようである。秀丸ではならなかった。どこかの設定で修正できるはず。 Unikeyの動作確認 このソフトはRUN FILEだけで動き、SYSTEMに何もインストールしないというので、本来はこちらを使いたい。自宅のマシンで使えるようになったので、その他のマシンでの動作確認を行った。2台で試みて1勝1敗。その状況を記載する。 マシンはいずれもWIN2000+OFFICE2000、1台は日本語・韓国語・中国語が打てるもの、1台は日本語環境のみ。 2台ともUnikeyを使うと、2つ上のように文字化けして使えない。ほぼあきらめかけて、記録にと画面キャプチャーをして念のために再度インプットを試みたら、あら不思議使えるようになった。一度使えるようになると次からは何のストレスも無く使える。しかしながら使えるようになったのは1台だけで、単純な日本語環境だけのマシンは、GiveUpとなった。(当然再挑戦はするが) 使えるようになったマシンの状況を次に記す。
このマシンではUnikeyでアクセント記入ができなかった。念のために下のように英語を組み込んで見たが、IME2000の直接入力でも、英語入力でもアクセント記入が出来ない。
秀丸を使った状況をここに示す。 キーインプットは aa ee oo aw ow uw ddと打ち込んだときの表示で、1行目がEN入力、2行目がIME2000直接入力である。 ところが不思議なことに、この画面をキャプチャーして、保存した後WORDを出して打ち込んだら、アクセントが正常にインプットできた。 引き続き秀丸で打ち込んでも、正常に表示される。 このキャプチャー画面はなんだったんだろうというのが感想である。 しかしながら、何故打てるようになったのかは判然としない。 このマシンはその後再起動してもすんなりと使えて非常に安定している。 上記経験を元に別のマシンを挑戦したが、こちらは未だ成功していない。 自宅のマシンでUnikey3.1が問題なく使えていたが、これにUnikeyNTを適用してみた。j と r が使えない。止む無く従来のUnikey3.1でないと駄目なのかと思ったら、 安定して使えていたUnikey3.1は下に示すように使えなくなっていた。
キーにENを使うと上のインプット例と同じ物が出る。 再起動しても状況は変わらない。振り出しに戻ってしまった。 Unikey NT 止む無く、UnikeyNTを使っていろいろテストした(少なくともある程度は打てるので)。結果は次の通り。
FrontPageおよびWordPadで打ち込めたものは、Copy
PasteでWordに移せば,問題なく表示するし保存もできる。その状況をここに示す。 Unikey3.5 でテストした。結果はUnikeyNT(3.5)と同じであった。即ちWORDではアクセントキー j r が効かない、WordPad、FrontPage、Excel、PowerPointでは使える。 WordPadやFrontPageで記入したものをWordにコピー・ペーストすれば表示するし保存 もできる。 Unikey3.1では上述の異常と同じで使えない。 併せて、印刷のテストをした。インクジェットプリンタ:問題なし。 レーザープリンタ:PS Modeは問題なし。PCL Modeでは文字化けするものがあり使えない。(Fontをもっていないのだろう) UNIKEYの使い方(WIN2000及びWIN-XP) その後テストを重ね、WIN2000/WIN-XP環境下で問題なく使える方法を見出した。ポイントはフォントにあった。Unicodeに対応しているフォントは「Arial Unicode MS」のみである。これをインストールすることで、OFFICE系の全てのソフトで文字化けすることなく使えるようになった。
問題なく使えるとすればUNIKEYはRunFileのみで使えるので簡便である。 |