ADSL

自宅のADSLはYAHOOに申し込み、期待していたら何時の事やら分からぬ返事が来た。
かたや、ADSLを引きたいので、設定して欲しいと言う希望が寄せられ、1箇所は新宿局から500m程度で、フレッツADSLにDTIの組み合わせ、1箇所はYAHOOのADSLと言う事で、いつものことながら他人の褌で相撲を取ることになった。ここにその状況を記録しておく。
フレッツADSL+DTI

電話で申し込んだら「2週間後で工事可能です」との返事。早速DTIに電話したら「NTTの工事日が決まれば連絡してください、その日から使えるようにします」と、あっけないこと。(ちなみに従来はISDNで使用していた回線) 8月になればいつでもいいということであるが、余裕を見て9日を工事日と決めた。

工事日の1週間前(8月3日)にこれらの試料がNTTから送られてきた。

CDはパソコンにインストールするソフトであるが、今回はルーターを付けるので、PPPoE設定はルーターで行うため、これは使用しない。

各プロバイダーへの接続設定の方法も入っている。

事前にルーターを購入。

ACCTONの8ポートを購入した。4ポートで良いのだが、4ポートのものにはACアダプターが付き、8ポート物は電源内蔵。

この方がすっきりするので、8ポートにした。

付属のCDは、プリントサーバー用のもので、プリンターを使わねば不要。

工事日3日前にNTTからスプリッター、モデム(ACアダプター付き)電話ケーブル10cm、LANケーブル3mが送られてきた。

これで必要な機器は揃った事になる。

モデムの品名は DSL NC ATUR-E1である。

当日(2001/8/9)待っていたら10時半ごろNTTより電話あり「今からISDNをアナログに変えてADSL接続の工事を始めます、所要時間は20分くらいです」とのこと。終わったら電話連絡をもらいたいと申し出て、ISDNのダイアルアップルータを外し、スプリッタ、モデム、ルータの接続と設定を始め、既存のLANから1台のマシンを切り離し、ルータに接続しそのマシンで接続のテストをする事にした。
左の写真は上方中央がスプリッタ、ADSLモデム(左)ルーター(右)を仮配線したところである。

既存のLANは192.168.1.XXXと言う固定アドレスで運用(サブネットマスク255.255.255.0)していた。購入したルータはデフォルトで192.168.123.254が設定してあったので、これを今まで使っていたISDNダイアルアップルータの192.168.1.254に設定すれば、LAN上の他のマシンの設定を替えずに済むと読んでいた。やっと接続が終わった頃に「工事完了」の連絡あり、胸踊らしてIEをクリックしたが接続不能、メールソフトも接続不能。

ここから悪夢が始まった。
まず、pingを打ってみたら通らない。pingは何処へでも通ると思っていたのだが、師匠に電話して聞くと、マシンのIPアドレスを変えないと駄目とのこと。マシンのアドレスを192.168.123.1に変更し、ゲートウエイと、DNSアドレスを追加設定した。これでマシンからルーターまでのpingは通るようになったがネット接続は出来ない。(ルーターのPPPoE設定とプロバイダへのIDとPassは設定していた)

ルーターとモデムの取説を出してチェックを始めたが、ルーターのLEDの表示の色があちこち違う。現実に見えている色は取説に書いてない。まずこれを確認しようとしてサポートに電話するも30分かかっても繋がらない。やっと繋っがって色が違うと聞いてみたが要領を得ない。(違う色も出ることがありえるとのたまわる)

次にモデムの表示を見るとLINEの表示が点滅する。取説によるとリンクが確立していない事を表示している。116に電話すると優しい女性がモデムの電源を抜いて5分ほどしてから再度入れてみてくださいとの事。5分待ったら正午になってここで昼食休憩。

再度差してみても表示は点滅で接続していない。ACコンセントの向きを変えたら良くなったと言うBBSの書き込みを思い出し、やってみたけど効果なし。

13時になるのを待ってNTTに電話したら「局の方は問題ないので113に電話しろ」との事。

電話したら2〜3時間で調べに行きますというので待っていたら、15時ごろやってきた。「おかしいですね、ビルへの入り口から調べます」との事で、ビルの管理会社に連絡し鍵を持ってきてもらい、地下室へ、なんと地下室の配線盤はこの写真のように、一階の床から降りて穴の向こうに線が集中して入っていた。もぐっていって調べて、ここは問題なし。

 

次に事務所の階の盤でチェック、問題なし。事務所室内の問題と判明したが、まずビジネスフォンの機器に線が入っているのでこれはまずいですと、ADSL回線を切り離してくれてここでも問題なし。ところがモデムは依然として接続できていない。NTTのお兄さんが持っていたモデムをつけたら、なんと接続するではないか。結局送られてきていたモデムが不良品であったということが判明。NTTのお兄さんも2時間半を無駄にしたことになった。

問題を切り分けるために、マシンを一台LANから切り離し、NTTのPPPoEのソフトをインストールしモデムに直接接続する事にした。
丁度その時私はプリントサーバーにも問題があり、やっと繋がったメーカーのサービスに電話していたので、インストール以降の操作をNTTのお兄さんに任していた。彼がNTTの接続速度を計るサイトに接続でき1Mbの速度が出ていますというので、「解った、ありがとう」と言ってしまった。お兄さんはさっさと帰っていってしまった。

その接続をすると、確かにNTTのサイトに接続し画像ファイルを落として速度を計ってくれるが、IEもメールソフトも立ち上がらない。
あれこれやって分かった事は、このNTTのサイトはURLに直接アクセスしているのであって、ネット接続ではないと言う事。そこで新しくプロバイダーへの接続設定をしたら無事ネット接続は出来るようになった。

その状態でモデムにルーターを付けてルーターから既存のLANに接続したが、どうしてもネット接続が出来ない。ここで初日は終わった。帰途歩きながら大阪の師匠に電話したら、モデムに直接PPPoE設定をしたマシンは、LAN接続は出来ないはずとの事である。(こちらはルーターを通すと言ったのに、モデムに直接接続してくださいと言ったのはNTTで、当然次はルーター接続するのはわかっているのだから、この設定ソフトは削除しないと駄目ですよと言ってくれれば良いものを!!)

2日目:NTTのPPPoE接続ソフトを削除。マシンとルーター間はpingが通る。しかしながらルーターの接続状態を見ると、ネットへの接続をしていない。やむなくルーターメーカーのサポートに電話。電話でやり取りしていて接続のIDを見ていたら、余計な“.”を発見、これを削除したら、ルーターの接続状況に割り当てられたグローバルアドレス、サブネットマスク、ゲートウエイ、DNSアドレスが2つぞろぞろぞろと表示された。接続完了である。

ルーターの設定でユーザーIDにミスインプットがあったのは、通常IDはメールアドレスを使うが、ADSLには一箇所に“.”の代わりに“@”を使うようになっていた。昨日のお兄さんがこんなの見たことがない、“.”の間違いでしょうと言ったので一度変更した。しかしプロバイダーからの設定指示は@なので、電話で@である事を確認し、再度@を打ち込んだ時“.”の削除を忘れたらしい。フォントも小さく間隔も小さいので、見た目にはわからなかった。どうもおかしいのでカーソルを持っていってみたら“.”が残っていたものである。

この状態で、ルーターをブラウザで見ると、割り当てられたIPアドレス、DNSアドレスが表示され、接続時間も表示され、ネット接続は出来ている事を示している。ところが、マシンのIEもメールソフトも反応しない。

ルーターの取説を読んでみて気が付いたのは、マシンのTCP/IP設定の内DNSの設定はプロバイダーからのDNSをプライマリー、セコンダリーに記入せよとなっていてそれに従っていた。
しかしながらルーターの接続状態に表示されているDNSアドレスは、それとは違うアドレスが表示されている。エイヤと、そのアドレスをマシンのTCP/IP設定のDNSに記入して再立ち上げしたら、やっとIEもメールソフトも動くようになった・・・・接続完了である。

現実には常時接続できているから良いようなものの、万一接続を切って再度接続をする時プロバイダのDNSアドレスが変わっていたら、又接続できない事になる。そこで、プロバイダに「DNSが以前貰った接続用と実際にアドレスが違うが」と聞いたら「サーバーは複数もっているので当然です」とのこと。では、当方のルータはマシン設定にDNSアドレスを要求し、実際のものを入れないと接続できなかったと話しながらメモを見ると、アドレスの数値が1箇所間違っていた。(設定違いか、メモ違いかわからないが)こちらにミスがあったので、プロバイダーの実際のアドレスでなくても接続用のDNSアドレスでいいはずというのに反論できず引き下がった。

ここのLANは固定アドレスでの運用にしている。従来のダイアルアップルーターには固定アドレスとして、192.168.1.254を割り当てていた。各マシンのTCP/IP設定は192.168.1.XX、サブネットマスク255.255.255.0、ゲートウェイとDNSにはルーターのアドレスを設定していた。そこで、今回のルータのアドレスをメーカーデフォルト(192.168.123.254)から192.168.1.254に変更することで手間を省きたかった。

そこで、ルーターのプライベートアドレスを192.168.1.254に設定変更し、すべてのマシンへのLAN接続完了後一台のマシンのDNS設定をプロバイダから入会時にもらった接続用DNSアドレスにしたのではDNSが解決しない事を確認。ルーターが表示している、現実のアドレスに変えると解決する。ところが、一回その接続が出来ると、他のLAN上のマシンはそのマシンのTCP/IPのDNS設定が以前の192.168.1.254で問題なく使える事が判明。

どうも私の能力では訳分からぬが、常時接続なので、一応これで運用してみることにする。

今回のトラブルの反省

  1. NTTのモデムが不良品であった。(これでほぼ半日ロスした)
  2. ID、パスワードの記入は念には念を入れてやること。(ちょっと自信過剰になっていた)
  3. 各マシンのTCP/IP設定の仕方について整理が必要である。(今後の私の課題)
速度向上対策
ともかく接続は完了したので、早速接続速度を測定した。数回の測定で850〜950kbpsが出ている。まずは一安心。ISDN64Kに慣れた感覚では早い早い!!

しかし、収容局より直線距離で350mしか離れていないので、もう少し早くてもいいはず。ADSL関係のBBSを見てみると、MTUとかRWINを調整する事で最適化出来そうと分かった。(その時点での設定を外部から測定するとMTU=1440、RWIN=8400であった)

ルーターの設定方法を電話で聞いたが、MTUは設定できるものの、RWINは変える方法が無い事が判明。MTUをデフォルトの1440から1454に変更した。

そこで、外部からの設定条件チェックをしてくれるサイトで設定条件を測定したら、確かにMTU=1454となっており、RWIN=16968 と変わっていた。(前回の測定はWIN98機、今回はWIN2K機)

しかしながら、速度は殆ど変わらない。別の方法をトライするしかないようだ。

設定条件のチェックと改善結果
LAN上に接続されているマシン7台(WIN98:4台、WIN2K:3台)の接続条件をチェックしたら、MTU=1454になっていたが、RWINはWIN98が8484、WIN2000が16968となっており、速度はWIN98で870/980kbps、WIN2000で1.11/1.15kbpsであることが判明した。これで判明した事はMTUはルーターの設定値が適用され、RWINは各マシンの設定値が適用されているようである。(ルーターの設定はWAN側MTU=1454、LAN側MTU=1500)
そこで、ネットからNetTuneをダウンロードして各マシンの設定の最適化を図ることとした。

MTUはNTTの推奨値1454固定とし、RWINを変更してその都度設定条件の確認と速度測定を行った。その結果WIN98のデフォルト8484 {MSS(=MTU-40)X6} では低すぎる。WIN2000のデフォルト16968 {MSSX12}で速度1.1Mbps以上になることが判明した。 MSSX18=25452まで上げてみたが大差なかったので、X12、X14、X16の3通りで当分運用してみる事にした。これですべてのマシンが1.1Mbps以上で接続できるようになった。

その他、アナログ回路のノイズ対策として、CRTディスプレイ横に置いていたスプリッターとADSLモデムをローゼット近くに移設しEtherケーブルでマシン横のルーターに配線し、スプリッターとモデム接続のケーブルにノイズフィルターをつけたが、速度に変わりは無かった。残される手はアース取りであるが適当なアース端が無いので、今回は見送っている。

スプリッターとモデム
下は電話自動応答装置(赤の工具セットでスペース保持)

ACCTONのブロードバンドルータ

 

YAHOO ADSL

設置場所は練馬区である。ネット上から申し込んでいたら3週間ほどで8月中旬に工事しますとの連絡があった。マシンはWIN95搭載のノートでモデムは内蔵しているが、LANカードはPCMCIAスロットに差し込まねばならない。

LANカードは最近は相当安くなっていて、\3K程度で購入できるが、現在のノートはWIN95初期のもので、近い将来買換えになるものと思われ、LANカードは不要になる可能性が高い。そこで安価なものをネットオークションで探した。
送料込みで\1.2Kで用意できたのでまずは一安心。

と思いきや、この写真のものを手渡しインストールするよう依頼したが、インストールできないとの連絡。カードを差してウイザードが起動し、フロッピーを入れても動かないとか、フロッピーの中身を見ずに渡したので、中の構成がわからず、メール添付で送ってもらうにもディレクトリ込みでは添付できず、readmeファイルを次々に送ってもらって何とか遠隔操縦でインストール出来た。経験の無い人のインストールって結構大変なんだと実感。
申し込みから接続完了まで
月 日 項   目 内     容
7月7日 申し込み OnLine申し込み
7月10日 受領通知 受け付けたとの返事(自動発信にしては時間がかかっている)
7月30日 工事予定の通知 お客様につきましては、サービス提供エリア内のお申込み順により開通予定が8月中旬となりましたのでお知らせ致します。
現在、開通日時についてカスタマーサポートセンターに多くのお問合せを頂いております。個別の詳細な開通日時については現時点では回答できません。開通日時が決まり次第、ご連絡致しますのでお待ちください。
明確なご案内が出来ない事についてお詫び申し上げます。サービス提供をできるかぎり早く実施できるよう鋭意努力して参りますのでご了承下さい。
8月15日 工事完了通知 お客様の回線のYahoo!BB側工事は終了いたしました。
残すところはNTTによるジャンパー工事(お客様のNTT回線とYahoo!BBの回線をつなぐ作業)のみとなっております。
お客様につきましては今後1〜2週間をめどに、お申込みを頂いた順にてYahoo!BBサービスを順次提供させて頂く予定です。
(ただし、上記ジャンパー工事ならびに最終接続確認テストの結果、不具合が生 じた場合には、追加工事が必要になる場合もございます。)
8月28日 モデム発送アラート

モデムも到着

Yahoo!BBサービス接続における最終確認を終えましたので、弊社高速ADSLモデムを発送させていただきます。
☆モデム配送日  :  8月27日
上記のように決定しました。
☆モデムの配送について:モデム&スプリッタについては宅配便にて送付させていただきます。
到着後、Yahoo!BBスタッフがモデム設置にお伺いいたしますので、それまで大切に保管していただけますよう、お願い申し上げます。
つきましてはお客様のご希望をお伺いし、モデム設置にお伺いする日時を調整させていただきたいと思います。
ご希望日につきましては、Yahoo! BB予約センターからご連絡がいきました際に、日程調整していただけますよう、お願い申し上げます。
8月29日 電話連絡 YAHOOの確認日を9月4日に設定
9月4日 開 通 12時少し前に、若いお兄さんが来てテキパキと接続をし。おもむろに持参のノートで速度測定を行い、「4Mb出ています、YAHOOとしては早い方です。ではこれにサインしてください」と用紙を出して終わりとなった。
早速WIN95機のLANカードに差し替えてみた。体感速度は相当速くなっていが、測定してみると1Mbps程度でとても4Mbは出ていない。

現在の設定条件を外部から調べてくれるサイトで調べると、MTU=1500、RWIN=8760である事がわかった。私が持参したWIN2000ノートで接続すると、4.91Mbpsの速度が出てMTU=1500、RWIN=17520であった。.
差はRWINだけであり、WIN95のデフォルト値が低い事が原因と考えられた。このRWIN値を変えるべくNetTuneをダウンロード、インストールするとcomctl32.ocxが無いのでインストールできないとなり、VB5をインストールして何とか立ち上げて、RWINの設定を行ってみたが設定値が反映されずギブアップ。

ここに出しているのは、WIN2000機での測定結果である。設定条件は
MTU=1500、RWIN=17520 (MSS*12) である。

WIN95は1Mbps程度しかでないが、設定条件は
MTU=1500、RWIN=8760 (MSS*6) なので、YAHOOの場合にはRWINが劇的に効くようだ。

まあそれでも、モデムに比べれば20倍は早くなっており、当面RWINの設定を修正するまで、これで使ってもらう事とした。
あわせて、上りの速度も測定してみた。

その後の状況

Y!BBは低コストを標榜してこのマーケットに参入した。この衝撃的な殴り込みで既存のプロバイダーが次々に価格引き下げを行ったのでその点では評価してよいと思うが、巷のBBSでは極めて悪い評価しか見えてこない。曰く“メールに返事が無い”“知らぬ間にモデムが送られてきた”“サポートが無い”etc.

確かに従来のプロバイダーのサポートから見ると頼りないが、十分満足して使っている人も多いのが実状。私が薦めて設定したこの家庭は、まったくPCについての知識が無いまま使っている。面白いことに、自宅のADSLは時々リンクが切れ再リンクすると必ずWAN側のTCP/IPアドレスが変更になっているが、YAHOOはモデム電源を5分ほど切って、再接続してもWAN側のアドレスは変わっていなかった。
と言うのは11月下旬に電話でネット接続が出来ないとの連絡あり、PINGをモデムのWAN側に撃てば戻ってくるのに、ネット上のアドレスには届かない。出向いて行きPINGを打ってみたが、なるほどWAN側にアドレスは割り付けられているもののネット接続が出来ない。打つ手が無いのでモデム電源を落とし5分ほど待って再投入したら回復した。
その後ネットで調べたら同じ状況が報告されていた。そのときWAN側のアドレスを記録していたのだが、再投入後も変わっていないことに気が付いた。自前のサーバー設置には便利なのかも知れない。

WIN95の接続速度が出ない件は、WIN95のバグと言う報告があり、WINSOCKの更新が必要との報告があるが、これは自分のwin95ノートにインストールしてにっちもさっちも動かなくなったことがあったので、他人のものまでは手を出したくない。RWINを変えたいとNETTUNE、DRTCPなどのソフトを試みたが、どうしてもインストール出来ない。インストール前にOSにパッチを当てなければならないようだ。

WIN系のバグについて(ネットで見つけたもの)

Windows2000 WindowsME 以外の Windows には TCP/IP にバグがあるため アップデートしないといけないらしい。 詳しい内容については Windows95〜98SE WindowsNT4、そこを読むと vtcp.386 のアップデートが必要らしい。また Windows95 は ダイヤルアップ ネットワーク 1.3 アップグレードが必要です。 ただし アップデート アップグレードについては自己責任でお願いいたします。



でも私の前のWIN95ノートはこれでつまずいたので・・・・・・・・。

 

DTI+eAccess(PPPoE設定)
知人からADSL化の依頼があった。アナログモデムからの変更なので簡単と思ったが・・・・。

プロバイダーの変更(追加)

収容局からの距離は約1Kmなので8MbADSLの範囲であるが、設置場所がマンションの一室でモジュラージャックの口も2ヶ所ある状況では、少しでも安定して使える1.5Mbで申し込むことにした。SO-NETに加入しているので、SO-NETにOnLine申し込みしたが、予約受け付け後返事が無く進まない。 サポートに電話すると「8Mbには空きがありますが1.5Mbはすでに満杯です。1.5Mbの増設は何時のことやら分かりません、したがって予約で受け付けています」とのこと。それならそうと連絡すべき物で、受け付けましただけとは不親切極まりない。
そこで、DTIを調べると、空きがあるので追加加入してもらった。使い慣れたメールアドレスがあるので、SO-NETの契約を最低の物に変更してもらうことになった。(その後調べたら、DTIは8Mbは満杯で1.5Mbのみ空きがあった)

モデムの入手

私の自宅もDTI+eAccessであるが、モデムは押し付けてきた物である。ところが現在はモデムなしの契約しかないので、モデム探しから始まった。市販の物は殆どが8Mb対応に移行しており1.5Mbのものは値崩れし始めているが寿命の無いものなので、ネットオークションで購入することにし住電製TE4111Cをゲットした。このモデムは自宅で使っている物と同じなので、NTT-ME7300を狙ったのだが、価格が倍半分なので止むを得なかった。

ネット電話の採用(PPPoE設定)

e-Accessは2月からインターネット電話を開始した。自宅の環境ではルーターを通して複数台のパソコンを接続しているので、ネット電話は使えない。知人はパソコン1台のみの使用であり、今回のモデム付ルーターをPPPoEで設定することとした。e-Accessは従来からPPPoEに非公式ながら対応しており(最近公開した)。これならUSBタイプのモデムで良かったのだが(この方がもっと安く入手可能)、ルータータイプならいざとなれば使いまわしができるので納得してもらうしかない。
PPPoEにはRASPPPOEをダウンロードし使うことにした。

OSのバージョンアップ

知人のマシンは1年程前に私が組んだものでOSはWIN-Meであるが、少しでもセキュリティを上げたいので、WIN2000にバージョンアップすることにした。問題はPPPoE接続なので、マシン自体にグローバルアドレスが付けられる為、セキュリティの確保が必要と考えたからである。

設定変更(2002/3/9)

  • NATルーター接続
    まずはモデム接続をADSL接続に変更。使用OSはWIN-Meであるが、ADSLモデムの設定をブラウザから行い、いとも簡単に接続完了。リンク速度を測ってみると、なんと下り1536Kbpsとフルリンクではないか!!実際の速度も1.3Mbps出ており、この環境ではこれ以上ないという上々の出来で全然問題なし。
ついでにセキュリティのチェックをしたところ、全てのポートはStealthと完全な状態であった。
  • WIN2000インストール
    WINDOWS Meはすでにサポートされていないので、ついでにWIN2000に切り替えることにした。ここから悪夢が始まった。
    WIN2000+SP2統合版のインストールその他
    前日2時間ほど掛けてWIN2000のインストールCDとSP2の統合したCDを作成しておいた。これを使えば一挙にWIN2000SP2をインストールできるはず。ところが、これをCD-ROMに挿入しても読んでくれない。私のCD-Rで焼いた物で、時々読めないマシンがある。仕方なしに、WIN2000のインストールと、SP2を別々にインストールする羽目になった。#その後自宅の環境ではこのCDは使えることを確認したが、対策として別のCD-Rでも作成した。

    上書きインストールを終わり、Intel810チップセットの各種ドライバーのインストールも無事に終わったが、USB接続のカードリーダー(Eagle Tec ET-CRE2BSU)のドライバーが見つからない。台湾の同社のWEBサイトを探したら"Sorry no Drivers"となってるではないか。ここでお手上げ。国内の販売元は週末はサポートしないので、後刻インストールすることになった。 #その後、秋葉原の購入店に電話するも繋がらない。台湾のメーカーにメールを出したらドライバーを送ってきてこの件解決した。

    アプリのインストール:WIN2000に対応していない(と言うより動作がおかしくなる)Photo Crewを削除し、Paint Shop Proのインストール。 新期加入したDTIのメールアカウントの設定などを終わり、NATルーター経由ネット接続環境設定を完了。

  • RASPPPoE設定
    e-Accessではネット電話が使えるようになった。これにはPPPoE接続が必要であり、折角環境が1台のみの接続なのでこれを使うことにした。
    • ルーターの設定変更
      e-AccessのWEB Siteの記載を参考に設定変更。
    • PPPoEクライアントソフト
      定評のRASPPPoEを使うことにした。事前にダウンロードして、FDDで持っていったものが、インストール出来ず、ネットから最新版を落とす羽目になった。これはすんなりとインストール完了した。
    • マシンの設定変更
      NATルーター設定は便宜上DHCPを使うようにしていたが、マシンに固定アドレスを割り付ける必要がありこれに変更した。
    • 接続
      これら設定を全て終わり、接続アイコンをクリックしたが、モデムが反応しないとエラー表示が出る。ルーターをリセットして、ADSL接続が終わるのを待って、再度トライすると認証してくれた。
    • Microsoft Passport登録
      ネット電話を使うには登録が必要であるが、この知人はすでにHot Mailを持っていたので登録は不要であった。
    • Microsoft Messenger
      通話にはMessengerが必要であり、WIN-XPには付属しているが、その他のOSには付属していないので、ダウンロードしてインストールした。
    • 通話
      通話にはマイクとイアフォンが必要であるが、USB接続の物が市販されているので、それを購入することにして、実際の通話試験は未だ行っていない。
問題点
PPPoE接続では、モデムの状態をブラウザで見てもこのようにしか表示されない。

ipconfig /all で調べれば割り当てられているIPアドレスが判明する。

 

PPPoE接続にして、Messengerをインストールした状態で、ポートスキャンを行うと、下に示すようにポートがOPENになってしまう。
ネットへの接続は、RASPPPoEなので、その都度IPアドレスが変わるので、常時接続とはならないものの、ポートが開きっぱなしは少々不安がある。何らかの対策が必要となった。
またまた調査が必要で、他人を人柱にしての経験が増えることになる。