インドに充電器を送るゴタゴタ |
2006/5/3 |
私の知人がインドにいる。4月中旬に2週間ほど帰国していた。インドに帰って5〜6日過ぎた深夜3時半頃(インドでは深夜0時)突然SKYPEの呼び出しが鳴った。 「デジカメの充電器を忘れて来て、バッテリーが上がって写真が撮れない」とSOS。 3〜4年ほど前の型番なので出品されているかもしれないと、オークションでカメラの型番をキーに探したが見つからない。ままよと電池の型番で探したらサードパーティの充電器が商店から出品されていた。落札後所定のフォームに記入していたら、送付先として外国も選択肢があるではないか。これを確かめたいと連絡を待ったがGWに引っかかり連絡がない。 いずれあるだろうが送れない場合を想定し送付方法を調べた。 知人はDHLが扱うはずと言うのでDHLを調べたが私の行動範囲には営業所が無く、電話で問い合わせると、「準備してくれれば取りに行きます」と愛想がよい。準備の内容を聞くと「WEB」上からINVOICEを作成して印刷・準備しろとのこと。早速その作成に取りかかった、発送人、受取人までは良かったが税金関係の内容になると、チンプンカンプン。 再度電話で詳細に尋ね始めたら、先ほどの愛想の良さは消えて、「郵便局で出したら如何ですか」電話番号はかくかくしかじか・・・。 そこで郵便局に電話した。しばらく付き合ってくれたあげくに、「電気製品は禁止品目になっているので扱えません」「充電器も電気製品なのか」「当方では分かり兼ねます」「何処に聞けばいいの」「インド大使館です」 「インド大使館」しばらく事情を聞いた後、「当方ではわかりません、印度政府観光局に尋ねてください、電話番号はかくかくしかじか」 「印度政府観光局」これまたしばらく事情を話した後、「そのようなものは、DHLかFEDEXで送って下さい」とまた振り出しに戻ってしまった。 2000年にネパールに行くとき、ネパールの友人にパソコン部品を持って行きたいと、ネパール大使館に尋ねたら、「担当者が休暇で帰国しているので分かりません」「どうすれば分かるの」「ネパール政府に聞いて下さい」・・・・ここでプッツン切れた記憶がよみがえった。(外国駐在の日本大使館がこうでなければいいのだが・・・・) ワイシャツの胸ポケットにでも入る程度のものを送るのに(購入金額\2500)DHLやFEDEXは送料\9000ほど掛かるし通関を考えると7〜10日掛かるらしい。 GW中の平日になっても、落札通知が来ない。仕方なく出品者に電話したら、休みの間の注文を順次さばいているとのこと。又外国へは発送しないとのこと。 すったもんだした結果ようやく品物が入着し、GW明けにFEDEXに持ち込んでINVOICEの記入を見て貰う算段を付けた。 そこで念のために、友人に「誰かインドに日本から行く人はいないの」と尋ねたら、「ちょいまち」と電話していたが、GW明けに日本からインドに行く人が見つかり、その人に持ち込んで貰うことにした。なんのこっちゃいといささか拍子抜けで一件落着した。国境って面倒なものですね。ECの英断に大拍手。 |