その4 杭州 (HANGZHOU)
蘇州だけで満足していたのですが、昔から「上有天堂 下有蘇杭」(天に極楽あれば、地に蘇州杭州あり)と言います。蘇州だけでは半分ですよとそそのかされ、杭州まで足を伸ばしました。 宿泊していた嘉興から車で120Km約2時間の道のりです。 運転手付きの車と英語が喋れる若い者を付けるから行ってらっしゃい、5時にはここから上海に出かけるのでそれまでに帰ってください。 と送り出され出掛けました。 |
岳墳 |
![]() |
1100年代にこの地から遠く蒙古まで遠征し戦った岳飛の廟と墓があります。 廟の中には遠征の経路や画物語がありますが、すさまじい生涯を送ったものと、逆毛が立ちました。 |
![]() |
岳飛が39歳の時裏切って敵に岳飛を渡した秦檜夫妻の鉄像です。 |
霊陰寺 |
西湖から3kmほど離れた所にある禅宗のお寺(中国禅宗十大古刹の一つ)。なんと開山は326年です。 訪れる人が多い為に、自家用車は500mほど離れた所に駐車させられ、そこから緩やかな坂を歩いていくことになっています。 |
車がエンコ |
霊陰寺からやっとの思いで、駐車場まで辿りつき“さあ昼飯だ”と走り出しました。 汗でシャツは色が変わるほどの蒸し暑さを、クーラーで冷やしていたら突然吹き出し口からの風が生暖かくなりました。 “??” 運チャンは坂道を下りながらスターターを回しています。 とうとうエンジンは掛からず道端に停車しました。 |
1時過ぎで時間も少々遅れています。 運チャンは警官に連絡すると走って行きました。 英語を少し話す青年に、工場に電話をしろと言うと(すぐ近くに公衆電話がありました)、カードが無いと言います。 たまたまこの道は霊陰寺への道なので、タクシーを止めてカードを買いに行けと、色々言い方を買えてやっと彼はタクシーで出掛けました。 |
そこに、運ちゃんが帰って来ました。彼はレストランにすぐ行けと“レストラン、レストラン”を連呼します。 私は青年がテレフォンカードを買いに行ってるので、帰ってくるまで動かないと言っても通じるわけがありません。 そこに2組の若者が来たので、英語が話せると聞いたら一人の女性がおずおずと・・・・・・。 簡単な言いまわしで、青年が帰ってくるのを待ってレストランに行くということを通訳してもらおうと思っても、これが通じません。 そうこうしている内にカードを買った青年が帰って来ました。 運チャンと車を残してレストランに辿りついたのは2時ごろでした。 |
西湖 |