このところの草の花を撮り始めて、その都度花の色が微妙に異なることから、撮影時の色をしっかり撮すためにホワイトバランスをオートにせず、グレイボードによるプリセットにしてから、微妙な色違いからは開放された。
白トビ |
資料3ページには、ハイライトコントローラの機能で白トビが減少するとあるが、「この機能はR,G,Bの色組み合わせのどれかが飽和するハイライト領域の色再現の方針を制御することが出来ます」とあるように、あくまで3原色のいずれかのみが飽和している時に使える物で白
までトベば使えないのではなかろうか。
話を聞くとRAW画像には12ビットとか14ビットでデータを保持しているので8ビットで飽和しているように見えても操作出来るのだとのこと。
原則は撮影時ヒストグラムをチェックし余裕で納まるように撮す事が必要だ。 |
HDR
(High Dinamic Range) |
当日配付資料には無いが、講習会でHDRについての説明があった。 256階調を等しく使うので無く、部分的に広げて使う方法と思うが、これが簡単に出来て仕上がりが良ければ面白い手段と思う。超広角レンズで広い室内空間を撮ると、窓が白トビし さりとて露出を抑えると、室内が黒に沈んでしまうので、写し方のトライを重ねている。 NIKON
にはアクティブDライティングと言う写し方もあるようだが、私のD70ではこの機能がない。Capture NX
にはこの機能があり、白トビに近い部分を含んだ画像の暗い部分に適用出来るのでは無かろうか。 今後これについて試みる予定である。 |
フリンジ除去 |
この項目も当日配付資料には無いが、講習会では機能の説明があった。 レンズの色収差への対応策と思うが、私の場合気になった事は無い。しかしながら大きくプリントする場合には有効だろう。 |
ホワイトバランスの調整 |
資料5ページには、「カメラの自動ホワイトバランスは必ずしも正確では無く」とあるが、これは幾度となく経験した。特にマクロレンズを使い近写するときにはカメラが判断出来る光に関する情報が不足するのだろうと思っている。
また、「昼光(曇り)を選択することで望み通りの色調に表現出来た」とあるが、撮影者のイメージを表現するならこれで良かろうが、上述したように花を撮して並べたときの色違いはどちらが正しい物か分からない。また曇りと言っても、雲の厚さによって色温度は変わると思う。ソフトで微調整は出来るのだが、微調整の基準はあくまで個人の感覚になるので問題が解消するわけでは無い。 |
ノイズリダクション |
D70は二世代ほど前の機種なのでノイズは多い。(D300のCMOSを比較するとD300はノイズが少なくなっていた) 私の経験では、画像を明るくなるように操作するとノイズが目立つようになるので、ノイズリダクションで修正していたが、輪郭強調はしていなかった。
ネットにリサイズして記載するのが目的なのでこれで良いとして、プリントする場合には必要なのだろう。 今後試みてみたい。 |
覆い焼き |
この機能はNIKON Capture NX
には無い機能と思う(?) 必要なときには範囲選択して調整しているが簡単では無い。
あれば使うかなと言う程度だろう。 |
RAW機能のあるデジカメはRAWで撮り現像で画像を作れる利点はあるが、私の知人にはJPEGで使っている人も多い。撮影条件もオートで殆どの場合問題は生じない。よほどのこだわりが無い限りオートで良いとは思うのだが、時々写真展などで白トビ写真に出くわすことがある。 なんだか「もったいない」と思いながら見るのは私だけなのだろうか。