Becky!の設定

Becky!のインストールは、先ずはデフォルトで行い、ある程度使ってからデータの保存場所などに付いて変更をするのがいいでしょう。
Becky!の設定はBecky!全体の設定と、アカウント毎の設定がある。インストール直後に出るのは、アカウント毎の設定画面が出まる。このでの説明もアカウント毎の設定と、全体の設定の順に行 う。
この設定によって使い勝手は変わるが、最初は私の推奨する設定から始め、慣れてからそれぞれお好みの設定に変更すること。
メールボックスの設定

基本設定

  • 個人情報(青線部)
    名前と、メールアドレス欄に記入された情報は、メールを受信した人には、発信人と発信者のアドレスとして表示される。
  • サーバー情報(黄線部)
    この黄線の4項目はメールサーバー設定に必須の項目です。メールアカウントには必ずこの4項目が通知されてくるので、ここに設定する。
    ここの記入は半角英数字のみしか使わないこと。かな漢字変換は切って、直接入力すること。
  • 受信メールをサーバーに残す
    この設定は通常はチェックを外す
    この例は、複数の人が同じメールを見る事ができるように設定した例で、このような使い方は管理に高度な知識を必要 します。複数台で使うときには、どれか1台のマシンではチェックを外さないと、サーバーの容量不足になる危険があります。
接続(画面は省略)

接続タブの項目はLAN接続にして下さい。これは、ダイアルアップ接続の場合には、メールソフトやブラウザソフト(ホームページを見るソフト)からインターネット接続をするのではなく、接続はダイアルアップネットワークから、接続をした後にメールソフトを起動する習慣にしたいからです。

メール作成

ここで設定して欲しいのは署名です。青線の下に作成欄があります。そこにメール本文の最後に付く署名を記入します。

黄線の新規ボタンをクリックすれば、次の署名が出来ます。一つは必ず作っておきましょう。

受信

ここは青線部の定期チェックにチェックをつけましょう。チェックをつけると、右の時間設定欄が有効になります。10〜15分程度に設定すれば良いでしょう。

ダイアルアップ接続の方は、黄線部のチェックを入れると、接続中のみ、指定した時間でメールボックスをチェックしてくれます。

 

 

詳細

ここで必須なのは、青線部のPOP before SMTPを使用するにチェックです。これはデフォルトになっているので、単なる確認です。

サーバーが特殊な場合には、このページの設定が必要になりますが、普通はデフォルトのままで問題ないでしょう。

以上でメールボックスの設定は終わりますが、複数のアカウントを持っている場合には、全てのアカウントについてこの設定を行います。

そうすることで、それぞれのアカウントは、独立して個別に使う事が出来ます。

 

Outbound Port25 Blocking

最近スパムメール防止の観点から、SMTP認証を必要とするプロバイダが増えてい る。Becky!の場合SMTP認証の設定がやや分かり難いので入手した情報をまとめてみた。Outlook Expressは単にSMTP認証のチェックしかないが、Beckyの場合には、デフォルトでCRAM-MD5とLOGINにチェックが入っており、PLAINにはチェックがない。ところがこの3者のチェックの入れ方が以下のようにプロバイダによって異なるようである。

SO-NETの場合、メールサーバーがサブミッションポートに対応している場合
  • 基本設定
    POP3サーバ(受信):変更なし
    SMTPサーバ(送信):変更なし
  • 詳細
    SMTPを 587 に変更。
    SMTP認証 にチェック、次いでLOGINとPLAIN にチェック(CRAM-MD5にはチェックしない)
    POP before SMTP にチェックしない
    ESMTPを使用 にチェック

    SMTP認証の設定法はメーラーによって異なるはず。

OCNの場合 (BBSから)
  • 詳細
    サーバーのポート番号」の「SMTP」に「587」と入力し、 「SMTP認証」にチェックを入れる。
    [ユーザーID]→xxxx(@マークの左側)
    [パスワード]→メールパスワード
Plalaの場合 (BBSから)
  • 詳細
    サーバーのポート番号 587とする。 「SMTP認証」にチェックを入れる。
    LOGIN にのみチェックを入れ、CRAM-MD5、PLAINにはチェックを入れない。
AOLの場合 (BBSから)
  • SMTPポート番号を587、SMTP認証をON、詳細のPLAINのみチェックを外す。
メールサーバーがサブミッションポートに対応していない場合
未詳(判明次第掲載の予定)

基本的にはプロバイダのメールサーバーを使い、発信者名(From)を使いたいアカウントのものにして使うことになるが、From/Senderをチェックしているプロバイダもあり、ケースバイケースになろう。

 

全般的な設定

この設定には複数のアカウントがあっても、共通の設定事項が集められています。ここには12個のタブがありますが、通常必要な設定は次の6つのタブです。残りは差し当たりデフォルトのままで良いでしょう。

私の設定を示しています。