SSDを起動ディスクに使う時の問題点

2010/4/23

2009年10月22日、WIN-XPが起動不良になりHDD交換を考えたが、小容量のHDDが店頭にないこと、SSDの価格が安くなっていることからSSDを使うことにした。当時のクチコミではIntelのSSDは「プチフリ」が出ないと言われていたが価格が倍以上するので安価なものを購入した。

その結果は起動時間が飛躍的に短くなったものの、プチフリは確かに出ることを認識していた。ところが4ヶ月ほど使った頃から、プチフリならぬビッグフリーズが目立つようになった。特に気になったのは電源オンからアプリが使えるようになるまでの時間とアプリ使用中のフリーズに悩ませられるようになった。例えばEXCELファイルを起動して記入中に記入した数値が出るまでとかGoogle Map操作中に数10秒のフリーズが出るなどである。

SSDは繰り返し書き込み回数に制限があり、その意味ではデフラグは好ましくないと言うことであったが、半年使用してあまりのひどさにデフラグを掛けて当初の状態になったのでその状況を記載する。

この画面はCドライブのデフラグ終了後の画面であるが、最適化前の状態は相当酷いものになっている。これを約50分ほどの時間を掛けてきれいにしてくれた。

下の表はデフラグ前後のSW ONからの経過時間である。これによるとOSの起動に掛かる時間は殆ど変わっていないことがわかる。ところがOSが起動してから種々のアプリが仕舞い込まれているデーターにアクセスする時間が異様に長い。レポートを印刷したのだが、断片化されたファイル名の印刷が途中で切れて良く分からぬが、セキュリティソフト、ゴミ箱、アプリが書き込んだもののようだ。(次回は印刷時に注意しよう)

  BIOS画面 WINDOWS画面 ようこそ画面 アクセスランプ消灯
デフラグ前 15 sec 25 sec 45 sec 165 sec
デフラグ後 15 sec 25 sec 45 sec 50 sec

Cドライブの断片化は以前から多発し、HDDを使っていた頃は2〜3月に一度の頻度でデフラグを掛けていたのだが、SSDはデフラグをしない方が良いと思い込んでいた。少々の寿命の低下よりフリーズの少ない方が快適なので、この程度の頻度でのでフラグは必須と理解した。

HDDを使っていたときに行ったデフラグはその効果が今ひとつ判然としなかったが、SSDはその効果が顕著である。と言うことはHDDでも定期的にデフラグをする方が良いのだろう。

デフラグにはWIN-XP提供のソフトよりフリーソフトの方が早いと言うことをしばしば聞いていたので、手持ちのノートパソコンでDefragglerなるソフトを試用してみた。ノートパソコンはCドライブを15Gbに設定し、12Gbを使用し空き容量が少ない状態である。使用容量より大きい空き容量が望まれるらしいが一応デフラグは出来た。以下に終了画面を示す。 断片化の割合が37%だったものが8%が残ってしまった。空き容量が少ないからだろうか?

この状態をWIN-XP搭載のデフラグでチェックしたものを下に示す。これで最適化は必要無しと評価された。

1ヶ月後の状況

メインマシンのCドライブ(SSD)をデフラグして1ヶ月経過した。ややプチフリが出るので、Defraggerでチェックしたら次のようになっていた。

1ヶ月の使用でここまで断片化するとは・・・・。これをデフラグしたら次のようになった。 やはり1〜2ヶ月毎にはデフラグが必要なようだ。またデフラグには空き容量が必要だと言うことも実感出来た。

その後分かったことだが、空き領域のデフラグが有効と言うことが分かり、これを時々行う事で良好な状態をキープできるようになった。
(SSDはランダムリードに優れているが、ランダムライトは遅いという欠点があり、空き領域が断片化していルと、書き込み速度が低下する。SSDは書き込み済みのファイルのデフラグを行うよリ、空き領域を統合するようにデフラグを行う事が良い)

「アクション」「拡張」「空き領域のでフラグ」で行う事が出来る。