中国の印象(その2 住宅事情あれこれ)  その1  その3  その4
 

2007/11/1
 


大都市周辺ではしきりに住宅が建設されていた。聞いた話と写真を紹介する。聞いた話には誤解があるかもしれないし、旅行者なので表側しか見えないので、その裏には北京等で話題になっている政府による再開発と住民の不満等が衝突している話などは分からない。
 
1)まずは虹橋空港着陸前の機内から見た上海郊外の住宅群
着陸前約6分。見えている川は黄浦江であろう。ここから空港まで10Km 〜15Kmと思われる。市中心部と異なりこのあたりの黄浦江周辺は工場地帯である。
黄浦江から約2分後。 見渡す限りの住宅街となる。  日本の公営住宅も当時は新鮮だったが、自家用車の普及で駐車場問題を引き起こした。中国はどうなるのだろうか。

黄浦江から約3分後。相変わらず家・家・家である。

黄浦江から約4分後。

ジェット機の着陸時の速度で5〜6分間見渡す限りの高層住宅群は壮観である。

黄浦江から約5分後。(着陸寸前)
 

 
2) 高級住宅地
空港の北側(この写真のルートの反対側)には高級住宅地が広がっている。ブロック毎に仕切られ区画内にはガードマンの巡回が行われ安全も保たれている。驚いたことには住宅の裏仕切りには小川が流れており水は濁っていなかった。この地域で水が流れるはずもなく、澄んだ水が流れるはずもない。 残念ながら夜着いて早朝には出発したので、高級住宅地の写真はないが、たまたまハローインで夜遅く次々に子供が玄関に来ていた。安全の証でもある。
   
3) 高級マンション
私の友人は上海と杭州の中間にある嘉興に4棟のマンションを建設中で最初の1棟の入居は始まっていた。工事中の地下2階にはプールやサウナ、地下1階にはプレイルームなどを設ける予定。棟の入り口にはホテルのようなカウンターを設けている。このようなマンションにカウンターを設けているのは中国で始めてと自慢していた。下の写真で右上に一部分写っているのがご自慢のカウンターである。

写真の右手前がすでにほぼ完成しており、他の3棟は建設中。この地域は近年海外からの企業進出が盛んで、最近5年で日本から500社、韓国から500社、欧米から500社が進出しており、このようなマンション需要が高い。(私の聞き間違えでTotal 500社かもしれない)
市の公式ホームページ日本語版、韓国語版があるのは珍しい。(但し中国の回線事情が悪く閲覧するにはのんびりモードが必要)ここに1部屋ChargeFreeで私のHouseを用意しろと冗談を言っておいた。日本の某銀行の香港や台北の支店長を歴任した知人がバブル崩壊後帰国して、お手伝いさんもいないし、住処も小さくて汚いと奥さんがこぼすと嘆いていたのをふと思い出した。
その他5星ホテルを造る計画も進めており、すでに政府から土地を賃貸し整地中、4年後には完成とか。
 
4) 土地収用について
友人の工場は操業開始10年で、当初付近には畑の中にだだっ広い道路だけが作られ何も無かったが、今は盛んに工場や住宅が作られている。日本でしばしば土地収用についてのトラブルが報道されるので尋ねてみた。 たとえば彼の会社の運転手は近所で農業をしていたが、政府が土地を収用し(そもそも政府の土地を借りて農業をしていた)その売却金額(売却とは言わずに得た金と言っていたが)で家(House)を3軒購入し2軒は他人に貸している。運転手の奥さんも同様で1軒を両親が使い、2軒は他人に貸し、夫婦で4軒分の収入は運転手の給料よりはるかに高いとか。トラブルの話は聞き出せなかった。
ここで出てくる家(HOUSEと言っていた)はおそらく戸建ての家ではなく、集合住宅のことと思うが・・・。最初に述べた上海郊外のアパート群がそれに相当するのだろう。 従って日本のように先祖代々の土地と言う観念はない。
 
5) 古い町並み
蘇州に向かって50Km ほど離れたところに、烏鎮と言う観光地がある。往復2時間半、観光1時間で駆け足だったが、江南水郷地帯のたたずまいを今に残した観光地で台風や地震が無いので築後数百年の建物を今でも使っている。ただし若者は都会に出て行き、残された老人たちが実際に生活していた。
沢山の人が観光バスで来ていたが、個人の入場券と団体の入場券は売り場が違い(日本でもそうだが)なんと個人の入場料は100元だった。(高い!!)個人来訪者は裕福層と決め込んでいるのだろう。(昔は外国人価格があった国)
雲が低く垂れ込めており、おまけに夕刻でろくな写真も無いが雰囲気だけでもと掲載しておこう。帰国後「烏鎮」を調べたくネットで検索したが、韓国語のページが非常に多く、日本語のページは数少なかった。これも国民性か。
観光地案内地図 船でこの地図の約半分をとおり、路地を歩いて帰るだけしか時間が無かった。
各民家の裏は水路に面している。上海の高級住宅地も同じ配置で、これが中国風なのだろう。炊事洗濯等生活水はすべてこの水を使うとか・・。
石を積み木を渡しただけの橋。地震が無いのでこのようなもので長年使えるとの事。
路地の風景。裕福な家はここから入ると中に立派な庭や家屋があるのだそうで、通りからは分からないようになっているのだとか。 当日のように暗い日には、入り口の戸を少し開けて、外部から明かりを取り老人がなにやらしていた。