箭幹(やがら)八幡獅子舞

町田市の無形文化財として3箇所の獅子舞が登録されている。金井八幡箭幹八幡諏訪神社(相原)である。昨年は金井八幡の獅子舞を撮ることが出来た。昨年この箭幹八幡の例祭日と思われる日に訪れたのだが既に終わっていた。今年は5月に箭幹八幡近くの獅子舞保存会会長にお尋ねし、9月19日16時からと聞いた。(毎年カレンダーによって変わるようだ)

少し早いかなと思いつつ15時過ぎに着いてみたら神輿が舞っていた。神輿の後獅子舞が15時30分には始まった。早く来て良かったなと思いながらシャッターを切った。

獅子舞の起源は中国の伎楽・舞楽から影響を受けました。通常獅子舞は二人で一つの獅子を演じることが多いのですが、東日本ではその後頭に獅子を腹部に太鼓を付けて舞うひとり立ちの三匹獅子舞が定着したと言われています。室町時代の末期になると現在に伝わる原型が出来、400年ほど前のこと北条氏照氏は、戦に出陣する武士に戦勝を祈願して三匹獅子を、荒々しく勇壮に踊らせて闘いの志気を高めたと伝えられている。そして、五穀豊穣・無病息災などを祈願して平和な祈りを込めた獅子舞、そのときの思いによっていくつかの舞い方が考え出されたと伝えられる。北条氏照は、獅子舞が好きで酒盛りの席などにも舞を踊らせ自らも笛を吹いたと伝えられる。(獅子頭ホームページより)

神輿
獅子舞
ようやく獅子舞の入場である。小学6年生とのこと。
舞台前には笛の伴奏。その後合唱隊も並んだ。 この踊りは五穀豊穣・無病息災の祈願なのであろうか。
幣追いと三匹の獅子のクローズアップである。
一般的には獅子の顔の造りは、頭の後部を竹等で籠状に作られているが、矢部の獅子は、素材は、桐材でひとつくりになっているのが、大きな特徴で珍しいものであるらしい。表面は、漆が塗られている。 獅子には修理の記載もされているとか。
伴奏の皆さん、観客、一の鳥居から二の鳥居の間に並んだ出店、配られた獅子舞の歌。
15:30から始まった獅子舞は20分ほどで終わった。次の行事は18:30からの演芸大会である。出店なども演芸大会の観客をあてにしているのであろうが、獅子舞の観客は思ったより少なかった。