古いフィルムカメラ

昨年手持ちの古いカメラを整理し試写も行ったが、先日ソフトケースに入った古いカメラが見つかった。電池を使って露出を自動で行う機種でクラシックカメラでは無いが、このカメラについてネットで調べたので試写の状況と共にここに整理する。

このカメラの由来は、弟の法律事務所で購入し使っていたものだが、時代がデジカメになりお蔵入りしていたもので、事務所を閉鎖するとき廃棄される事になっていたもの。従って私は一度も使ったことは無いカメラである。
 

 

PENTAX
ME super

 

このカメラについてネット情報を検索した。 カメラの取説を探したが、デジタル情報は見つからずコピーものが売られていたが、カメラを使い続けるわけでも無いので購入しなかった。
 
カメラの仕様:
 名称: ペンタックス ME スーパー 
 発売日: 1979年 12月
 形式: TTL自動露出電子制御式35ミリ一眼レフカメラ
 交換レンズ: Kマウント用交換レンズ
 シャッタ: セイコーMFC-E2 縦走りメタルフォーカルプレーンシャッタ
 シャッタスピード: 機械式 125X B、電子制御式4秒〜1/2000秒
 露出計 GPD 開放中央重点測光、 バッテリ: 1.5V SR44 2個 

レンズの仕様: 
 TAMRON 35-70mm 1:3.5 CF Macro BBAR MC
 構成: 7枚7組レンズ (右図)
 撮影可能角度: 64°〜 34°(35mm〜70mm)
 最短焦点距離: 0.25m
 



レンズ取り付け部の右に出ているのは外部フラッシュの接点。左のアームはセルフタイマー設定用のアームで、これを設定したときにはこのアームを動かして起動する。シャッターを押すと通常のシャッターが落ち、セルフタイマーは起動しない。
 
裏面の四角い窓は紙を差し込むことが出来るもの。 右の巻き上げレバーの所にある小さな窓の役割は不明。 
35mmフィルムカメラとしては非常にコンパクトで持ちやすい。
 
上面右部。 このカメラの露出設定は絞り優先でAUTOにするとシャッター速度はカメラが決めてくれる。
M
に設定するとAUTO表示の上下にあるボタンでシャッター速度を設定出来るらしいが私のテストではうまく動かなかった。 125Xは露出自動設定にかかわらずシャッタを切ることが出来る。 L はシャッタロック、B はバルブである。
上面左部。 フィルム巻き戻しレバーとASA 設定と露出補正(と思う)。
カメラ下部。 中央やや右にあるのはボタン電池(露出測定・設定用)の挿入部。 左(巻き上げレバーの下)にはネジが欠落しテープを張ってある。  そのすぐ右の凹みにあるのは巻き戻しボタン。
レンズ装着し、ズームを広角側(35mm)にしたときレンズ全長は長くなる
ズームを望遠側(70mm)にしたときレンズ全長は短くなる。
試験的にフィルム1本を撮ってみた。 いずれも AUTOで露出補正 なしにしたが、暗部での露出不足が目立つ。手ぶれても良いからもっと遅いシャッタ速度になるべきと思う。おそらく長時間側のシャッター制御が乱れているのか、 あるいは手ぶれ防止のためにシャッター速度を制限しているのかも知れない。 露光量によって色バランスが変わっているように見えるが・・・原因不明である。(例えば9・10、3・13、17・18など)

  
 ネットでのこのカメラの評判は、経年劣化・内部部品の摩耗によって巻き上げが不具合を起こす事が多い。巻き上げ動作を行うもののシャッターチャージされずフィルムを無駄に送ってしまう現象や、逆にチャージのみでフィルムが送られず多重露光になってしまう例があるとのことだったが、上述のようにフィルム1本は問題なく使うことが出来た。

 
 昔のカメラを使っていつも感じることだが、フィルムの巻き上げ・ピント合わせ・フィルムの入れ替えなど面倒な手間が最近のデジカメになって省略された事が素晴らしい。 特に感じるのはピント合わせの自動化である。