秋葉神社

 
Wikipediaから
秋葉神社(あきばじんじゃ。地方によっては「あきはじんじゃ」とも読まれる。)は日本全国に点在する神社である。神社本庁傘下だけで約400社ある。
神社以外にも秋葉山として祠や寺院の中で祀られている場合もあるが、殆どの祭神は神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰された秋葉大権現(あきはだいごんげん、現在の秋葉山本宮秋葉神社を起源とする)である。一般に秋葉大権現信仰は徳川綱吉の治世以降に全国に広まったとされているが、実際には各地の古くからの神仏信仰や火災・火除けに関する伝説と同化してしまうことが多く、その起源が定かであるものは少ない。
現在の祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)。江戸時代以前は、三尺坊大権現(さんしゃくぼうだいごんげん)を祀(まつ)る秋葉社(あきはしゃ)と、観世音菩薩を本尊とする秋葉寺(あきはでら、しゅうようじ)とが同じ境内にある神仏混淆(しんふつこんこう)で、人々はこれらを事実上ひとつの神として秋葉大権現'(あきはだいごんげん)や秋葉山(あきはさん)などと呼んだ。古くは霊雲院(りょううんいん)や岐陛保神ノ社(きへのほのかみのやしろ)などの呼び名があったという。
祠の場合は火伏せの神でもあるため、燃えにくい石造りの祠などが見かけられる。小さな祠であることが多く、一つの町内に何箇所も設置されている場合もある。
 
町田市史(下巻)から要約
貞享2年(1685)、遠江の秋葉山三尺坊(秋葉神社)よりの勧請である。日の神は家人の命を守る神といわれ神聖視される一方に、火が荒れるといって火災の恐れを防止するために鎮火祭を行い、火伏せの神をまつったのである。
祭神は秋葉神(火結神)  例祭日は毎年4月3日。湯花の神事を行っている。

町田風土記(森山兼光著)から
木曽の神社:貞享2年 (1685)に遠江の秋葉山三尺坊より勧請された秋葉神社がある。

 
祭神 火之迦具土大神 (ひのかぐつちのかみ) 火の主宰神
由緒

(要約)

貞享2年(1685)秋葉山本宮、秋葉神社より火伏の神として勧請した神社。ェ政4年(1792)神殿改築。火は人間の活動の源、光は活動の範囲を広げ、熱はエネルギーの源。火防関連の神として広く信仰されている。
神官 常駐せず 宮司:不明

所在地 町田市木曽町2224番

名木百選イチョウの雌株のある福昌寺の参道に隣り合わせている。本殿横には稲荷神社が祀られている。 鳥居の左の木が皮で立っているケヤキで、裏から見ると中抜きであることがよく分かる。
 
Wikipediaから
秋葉神社は日本全国に点在する神社である。神社本庁傘下だけで約400社ある。
神社以外にも秋葉山として祠や寺院の中で祀られている場合もあるが、殆どの祭神は神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰された秋葉大権現(あきはだいごんげん、現在の秋葉山本宮秋葉神社を起源とする)である。
一般に秋葉大権現信仰は徳川綱吉の治世以降に全国に広まったとされているが、実際には各地の古くからの神仏信仰や火災・火除けに関する伝説と同化してしまうことが多く、その起源が定かであるものは少ない。祠の場合は火伏せの神でもあるため、燃えにくい石造りの祠などが見かけられる。
小さな祠であることが多く、一つの町内に何箇所も設置されている場合もある。
 
昭和38年発行の「忠生村誌」には次のようにある
貞享2年(1685)遠江國秋葉山より勧請し創建。 この頃、島原の乱、由井正雪の乱、振袖火事があり、一方消費生活の拡大から一種の社会不安が生じて、火難除けの神として、秋葉神を崇信する流行があった。
 
町田の民話と伝承(町田市文化財保護審議会編)から
木曽秋葉神社の不思議なケヤキ

木曽町上宿地区の秋葉神社の境内に、不思議なケヤキの大木がある。
樹齢は四百年余りといわれているこのケヤキは、幹の太さは周囲3.6mメートル、高さ約10m程の大木だが、幹は完全な空洞で、3cm程の厚さの外皮だけで立っている。
しかも四方に枝を伸ばし、枝には青々とした葉をつけて、まだまだしっかりと地に根を張っているのだから、この木の生命力の偉大さには、人々も驚いている。
幹の裏側は大きく割けていて、中が見えるようになっているが表側にある窓状の穴からは、男根状の棒が覗き見られるところから、「子孫繁栄」「夫婦和合」のご神木として、地域の人々は毎年正月には、新しい注連縄を張って祭り、初詣で客もこのけやきに向かって参拝している。
このケヤキがこのような姿になったのは、嘉永3年(1850)12月22日、上宿に大火があり、その折りこの木も焼けて裏側半分は焼け、中も空洞になりほとんど立ち枯れ状態になったが、後に蘇生して、再び枝葉をつけるようになったという。
各地に奇木、大木は多く存在するが、このケヤキのように、一度焼けて幹のほとんどを焼失しながら、再び蘇った古木は滅多に見られないだけに、地域の人々は、枝切りや手入れをして、火伏せの神秋葉神社のご神木として、いつまでも長生きして欲しいと願っている。