上根神社 (かさねじんじゃ)

 
昭文社2006年版町田市地図には、上根神社と秋葉神社が大泉寺境内にあるが、下の由緒にあるように平成16年に遷座したとのこと。地図上からは、秋葉神社の近くである。 下の由緒に秋葉神社について言及がないと言うことは、秋葉神社は今もあるのかもしれない。調査の要あり。 (見落としていたので追加した)
 
町田市史(下巻)より要約
昭和40年(1965)5月28日の創立であり、堀の内補陀山(大泉寺の山号)の鎮守5社中随一であった宇都社(万治3年3月創立)に山ノ端の古金社(天和2年9月創立、薄井家)、山谷台の住吉明神(嘉永3年9月創立、臼井、中丸家)、南沢の白山社(享保4年9月創立、小沢家)の3社を合祀して、地名をとり上根(かさね)神社としたもの。昭和46年に社殿を新築した。(平成16年大泉寺との分離のため遷座した)
祭神は宇津姫命、表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫命、金山彦命、白山姫命を奉斎している。
例祭日は毎年9月2日。 湯花の神事を行う。

湯花神事・・・祭りの庭の四隅に青竹を立て、しめ縄にシデを付けて中央に大釜を据え火を焚き湯を沸かして、笹の枝で四方の人々の頭上に振りそそぐ一種の浄め祓いである。古くは(明治初期)「湯立神楽」といい、これを行った神社は市内に20社以上あったが、現在は7社だけになっている。

町田風土記(森山兼光著)から
下小山田の神社:武蔵風土記稿には内御前社(未社として秋葉・聖天・天王・天神・弁天・稲荷の6社が社の左右に祀られる)・白山社・宇都宮社が記されています。
明治12年頃には内ノ御前社・白山社・宇都神社・金明社・住吉社・熊野社が祀られていますが、明治21年頃には熊野社が廃されています。
内ノ御前社は社名変更(年代不詳)し「小山田神社」になり、昭和40年に古全社(天和2年創建)・住吉明神(嘉永3年創建)・白山社(享保4年創建)の3社が、宇都神社(万治3年創建)に合祀され、地名に因んで〃上根神社〃に社名変更しました。

風土記によると、昭和40年に宇都神社(万治3年創建)に古全社(天和2年創建)・住吉明神(嘉永3年創建)・白山社(享保4年創建)の3社が合祀され上根神社となったことになる。

 
祭神 宇津姫命
表筒男命 (うわつつのおのみこと) 港の神 住吉三~
中筒男命 (なかつつのおのみこと) 港の神 住吉三~
底筒男命 (そこつつのおのみこと) 港の神 住吉三~
息長帯姫命 (おきながたらしひめのみこと) =神功皇后(じんぐうこうごう:後世の誼号)
金山彦命 (かなやまひこのみこと) 鉱山の神
白山姫命 (しらやまひめのみこと) 白山神社の祭神
由緒

(要旨)

この地には古くより、堀之内(小山田城跡内)に宇都社(万治3年・1660)と天王社、山ノ城に古全社(天和2年・1682)、南沢に白山社(享保4年・1719)、山谷台に住吉明神(嘉永3年・1850)があった。
昭和25年に5社が合祀され、地名を冠した「上根神社」が小山田城跡内の南山中に創建されたのは昭和40年である。以後上根地域の鎮守として広く尊信されてきたが、大泉寺との分離を図り平成16年現在地に遷座した。
神官 常駐なし  宮司:池田貞近 町田市能ヶ谷町1096

所在地 町田市下小山田町

 
 
此処に合祀された各社について、昭和38年発行の「忠生村誌」には次のようにある。

古金社について、
祭神 金山彦命、 天和2年(1682)9月に創立されました。願主が女人に限られているのは珍しく、文化元年に再建されています。薄井家の守護神。

白山社について、
白山姫命をまつる。 享保4年(1719)9月創建。宝暦9年9月再建し小名南沢にあって、小沢家の守り神。

住吉社について、
由緒が明らかでないが、嘉永3年(1845)9月に再建され臼井、中丸両家の守護神。表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫命をまつる社であります。

宇都社について、
祭神 宇津姫命 万治3年(1661)3月の創立、小名堀の内に鎮座。安永2年11月、文化5年4月、弘化4年9月、明治2年8月社殿修造、堀の内補陀山中の鎮守5社の随一と棟札にあります。 小川家に関係が深い。