社名不詳

 
Google Mapで「町田市図師」を出し、追加検索で「癒し」で検索し見つけたもの。
 
祭神 家都美御子神(けつみみこのかみ) か・・・後述
由緒 宅地開発地のど真ん中に残されていることから、屋敷神であったのではないかと思う。
神官 不明

所在地 町田市図師町

宅地開発の真ん中にある。黄色(鉄製)の鳥居は珍しい。覆い屋の扉に鍵がなかったので開けてみた。木札があったが読めない。右のような像が祀ってある。どう見ても仏像に思えるが、鳥居の存在は神社を示しており不思議な神仏混淆の社である。内部に「熊野神社修復記念」と焼き込まれた茶碗があった。 この地区(図師)の鎮守は、約1Km 離れた熊野神社であり、その修復記念の品であろう。
ここには女性的仏像が祀ってあり、熊野社系のものと仮定すると、熊野三山の祭神の家都美御子神(けつみみこのかみ)は阿弥陀如来で、牟須美神(むずびのかみ)が千手観音、速玉神(はやたまのかみ)は薬師如来なので、この像は阿弥陀如来かも知れない。 ・・・・・熊野社か。
 
町田市史史料集第二集によると、武蔵國多摩郡図師村村誌(明治12年4月)に社は九社あり、次のように記されている。(要約)

神明社 本村中央にあり、祭神天照大神、勧請年月詳ならず。例祭9月12日、社地老樹なし。
稲荷社 本村西南の方にあり、祭神宇賀魂命、勧請詳ならず。例祭9月12日、社地松1株あり樹齢150有余年。
熊野社 本村東の方にあり、祭神伊弉諾尊・伊弉冊尊、勧請詳ならず。例祭9月12日、社地杉5株あり凡そ100有余年。
稲荷社 本村南の方にあり、祭神宇賀魂命、勧請年月詳ならず。例祭9月12日、社地老樹なし。
天満社 本村東の方にあり、祭神菅原道真、勧請詳ならず。祭日9月12日、社地老松1株あり200有余年のものなり。
熊野社 本村東北方にあり、祭神勧請詳ならず。例祭9月12日、社地杉1株あり凡そ200年余のものなり。
神明社 本村東北の方にあり、祭神天照大神、勧請詳ならず。祭日9月12日、社地老樹なし。
八幡社 本村東の方にあり、祭神応神天皇、勧請年月詳ならず。社地杉5株あり凡そ100有余年のものなり。
新良山社 本村東の方にあり、祭神勧請詳ならず。例祭1月1日。老松1株あり、蓋し300有余年のものなり。

これらは全て、村社であって屋敷神は含んでいない。(はず) 明治44年に稲荷、神明、八幡、天満が大正5年に新良山も熊野に合祀されているので、村社は全て熊野 神社に合祀されたことになる。従って屋敷神であったと考えて間違いなかろう。