薬師池公園の四季

歩きを始めて分かったことだが、至る所に公園と称するスペースが思いの外たくさんある。 谷戸と言われる丘陵の谷間を中心としたもの、丘陵の開発時に作られたもの(開発の条件だったのだろう)、調整池を利用したものが主体である。

そのなかに自宅から直線距離で2KMに薬師池公園がある。 江戸時代の溜め池を中心としたこぢんまりとしたスペースだが、開園後約30年を経て四季を感じさせる木や花をうまく配置し趣のある公園になっている。

この公園の表情を逐次記録してみたいと思っている。

 
  冬の文章のみフォントをメイリオにしてみた。

 

2010/3/11
雪のあと久しぶりの快晴、薬師池の梅もほぼ終わりだろうと出かけた。色違いの梅が咲いている写真である。

2008/2/27 撮影
全体感としては一分咲き以下である。ウメは花が小さいので全体感を撮すのが難しい。と言うことで、クローズアップにしてみた。
2008/2/22  撮影
ようやく梅林に花が付き始めた。ここのウメは若干遅いようだ。
2008/2/3 撮影
雪に覆われた薬師の梅林。

2008/2/3 撮影
雪の薬師池。

2008/1/23 撮影
今年初めての雪(昨年は積雪がなかった)、ちょっと手間取る仕事があり終わって出かけたが、雪が雨に変わり折角の雪化粧がやや落ちてしまった。また降れば撮り直すが一応記録しておいた。

2008/1/2 撮影
西高東低の気圧配置、関東平野は上天気になった。落葉樹はすっかり葉を落としている。

雪が降ったら雪景色を撮りたいと思っていたが、2007年は暖冬で降雪はなかった。来年の楽しみに取っておこう。
2007/3/4 撮影 
ぽかぽか陽気で4月の気温。明日から天候不順になると言うので往復10,000歩を稼ぎに出かけた。梅はほぼ満開と思われる。
2007/3/4 撮影
ふくよかな白のツバキがあったので、新規購入した望遠レンズでトライした。これで35mm換算450mmの望遠である。高木でも問題ないこと確認できた。
2007/2/19 撮影
このところ風邪気味で6日ぶりに歩いた。薬師池に着いたときには相当へばっていた。開花後数回立ち寄っているが、17日の段階では3〜4分咲程度であった。 今週末から数日間雪と戯れるので満開を見落としたくなく、立ち寄ってみたが5〜6分咲程度であった。結局11000歩の歩きになった。

2007/1/15 撮影
名木百選のカラタメオガタマを探しに来て撮した薬師池。 一番色気のない時期だろう。

 

2011/4/20 撮影

ヤマモミジが咲き始めた。この木は雄雌同株で雄花が先に咲き、遅れて雌花が咲くとか。薬師茶屋前の木(左)の花は雄花のようである(中央)、池の畔の木は雌花になっていた(右)。 何しろ2mm程度の大きさなので近づくと焦点深度が浅くなり撮すのに苦労した。

花が付いてるとは思えない 雄花と思われる 雌花と思われる
2011/4/14 撮影
2011/4/14 撮影
昨年、サクラに興味を持つようになって、この公園のサクラに付けてある名札が間違っていることが気になり、警備員に「おかしいよ」と言ったものの役割分担もあろうかと市役所公園管理課に直接申し入れに行った。
今年になって数回訪れても前のままだったのが、今回修正されていた。この木には以前は「里桜」と表示されていた。その他「シダレザクラ」と表示の付いている下の写真は花弁が八重なので違うよと申し入れ修正された。
2008/4/6 撮影
サクラの写真は欠かせないだろう
2007/6/28 撮影
薬師池公園には187種類の花菖蒲が栽培されており、6月一杯は楽しめるようになっている。月初めに撮影したのだが、花弁が僅かに白飛びしていたので今回撮り直したもの。好事家は品種名をメモしながらカメラを向けていたが、そこまでの興味はないので数多く取った中から数枚を整理した。 これで春の部は終わりである。
2007/5/12 撮影
新緑の薬師池である。このすぐ後ろにカラタネオガタマが開花し始めており、独特の甘い香りが流れてくる。春たけなわの好天気。
2007/4/5 撮影
桜の季節となった。ソメイヨシノが満開で、シダレはやや過ぎている。 黄砂が2日間舞ったが、昨日のミゾレ交じりの驟雨により空気は掃除され、途中で見えた雪化粧の丹沢山塊、富士の 山頂などが鮮やかに見えていた。
2007/4/5 撮影
薬師池公園は桜があっても池が主役になってしまう。

 

2007/7/8 09:01 撮影
花弁が全開するのは早朝らしいと6時就寝・8時起床で出かけたが、それでもおくれを取ったようだ。もう帰り掛けている人が多かった。5日に撮った下の写真より花弁に勢いがある 。 10日に散り始めたので開花2日目と思われる。この時間では花弁の先端が閉じる方向に曲がりつつあるように見える。
大賀ハスが開いては閉じ、4回目からは閉じなくなると言うのは、ネット検索で見つけたもの。 と聞けば実証したくなるのが技術屋の性か。数日間観察をして花の生涯をほぼつかんだと思っている。
2007/7/8 09:02 撮影
別の花であるが蕾の状態
2007/7/10 7:27 撮影
これも別の花であるが、この日が開花日だろう。昼前には開くのか?
2007/7/8 9:01 撮影
ここから4枚は同じ花である。4日の命とすれば逆算して2日目となる。

2007/7/9 14:58 撮影
3日目の午後である。花弁はこのように閉じている。
2007/7/10 7:24 撮影
4日目の早朝である。めしべは緑色になり、雄蕊は崩れている。
2007/7/10 7:23 撮影
花弁の色は薄くなり、この時間ですでに花弁は落ち始めている。

 

 

2007/7/8 8:54 撮影
別の花であるが、推定4日目の状態と思う。花弁は数時間で落ちるのか
   
2007/7/5 8:41 撮影
薬師池公園には根分けされた大賀ハスがある。大賀ハスは開花・閉じるを3回繰り返し4回目の開花後花弁を閉じることなく散ってしまうとか。初開花から散るまでの間花色はピンクから白色に変化するという。
早朝に開花し昼には閉じるというので睡眠覚醒リズム障害の身にはきつかったが、梅雨の晴れ間は当分無いとの予報なので、早起きして出かけたもの。未だ咲き始めで、数えるほどしか見あたらない。
2007/7/5 8:48 撮影
なかなかこのアングルから撮影できる花は少ない。遊歩道近くの葉の陰にひっそりと咲いていたもの。
2008/9/10
昨年は花の生涯を追っかけた。今年は実の状況をチェックすることにした。大体ここに並べたような順序で成熟するものと思う。

 
2008/10/7 薬師池に飛来する水鳥の撮影に待機しているカメラの放列。 張り出した枝に来るようでその位置にピントを合わせ、鳥が止まったら連続シャッターで撮影する。従ってカメラは連続シャッターに強い上級機が必要になり、レンズも\100万近いものである。
2007/11/24 秋の薬師池
2007/11/4 町田市菊花展
歩きの途中に立ち寄ったら菊花展が開催されていた。 会場での即売場と賞を受けた出品からお気に入りを。
2007/10/19  コブシの実
名木百選のコブシは3本あるが、実が付いていない近寄れないもので、コブシの実が撮れたものは1本だけである。しかしながらこの木には実が少なく、こんなものかと思っていたらここには盛大に実を付けているコブシがあった。老齢期になると精力が衰えるのだろうか。
2007/10/13 初秋の薬師池
2006/12/1 始めて最低気温が8℃を切ったので・・・・(8℃を切ると紅葉が見事と言われている)
2006/12/1
2006/12/1

公園にある施設
国の重要文化財 旧永井家住宅
多摩丘陵にあったもので、多摩ニュータウンの開発により市に寄贈され、ここに移設されたもの。 建築時代は17世紀末頃のものと推測されている。 都内では最古のもの。
東京都指定有形文化財 旧荻野家
町田市三輪町にあったもの。市に寄贈されS49年移築復元された。荻野家は幕末まで医家であった。建築年代は幕末と推定されている。
薬師堂 町田市文化財

明治16年に再建された総檜作りのもの。 本尊は薬師如来で天平年間(1270年前)に彫られたものと記録があり、町田市の現存する木彫り仏像として最古のもの。 本尊は秘仏で12年に一度寅年に1ヶ月だけ拝観できる事になっている。
2009/4/8 立ち寄ったら、花まつりでお堂の前に釈迦像が置かれていた。
2008/11/4  東京都文化財ウオーク週間で中にはいることが出来た。今回は天井の絵(天女像と龍)を撮影した。
 
2008/3/2 たまたま訪れたら入り口の木戸が開き中が見えるようになっていた。ガラスにレンズを押し付け2秒の長時間露出でようやく写真になった。
ご本尊 運良くご開帳に出くわした。 寅年のご開帳ではなく、たまたま東京都文化財ウイークの最終日だったため。 ラッキー!。

資料
   
薬師池公園  町田市作成のパンフレット