五反田谷戸

五反田谷戸は谷戸の中央にある老サクラが春には見事と言うことで人気の谷戸である。
この地域は図師小野路歴史環境保全地域である。 この指定についてのいきさつはこのページに詳しく出ているので、ここでは省略するが全国でも例を見ない保全地域内の地元農家による環境保全が行われている。
前述のWEBを見て気になったのは、ここで収穫された米は販売出来ないとのこと、このあたりの事情は誰かに聞かなくては・・・。 この件、市役所経済観光部北部丘陵整備課で尋ねたところ、都所有の土地(保全地域の約50%)については、管理を管理組合に委ねているのであって、収穫物は外販出来ない。当然の事ながら個人所有地のものは外販出来るが・・・とのこと。
その後この規制は東京都環境局が定めたガイドライン「保全地域から産出する副産物の取り扱いについて」で、資源を公共的施設への配布以外に地域外に持ち出すことが禁止されていることが判明した。 これでは間伐した間伐材は放置し自然に腐るのを待つしかない。昔は間伐材で炭を作っていたそうだが・・・。
 
2010/05/28
前日訪れたのだが、入り口がわからず雨も降ってきたので退散した。今日は上天気なので再トライした。左の写真は広い道路から10mほどの地点で、簡易舗装をたどるといずれも民家に通じている。谷戸へは黄色の矢印の細いあぜ道を進まねばならない。少し進むと開けてくる。地図を航空写真で見ると、この谷戸の全体像が良く分かるが、谷戸は途中で分岐している(航空写真の赤十字印)。この分岐点に樹齢200年と言われるサクラがある。(中央の写真の藁ボッチの後) このサクラには松が共生している。サクラはもう新緑で写真でははっきりしないが、桜の幹の途中から松が幹を出している。サクラの幹を一回りしてみたが、確かに幹から生えている。落葉の頃に再度撮る事にしよう。このサクラの横の田では田植えが始まっていた。

谷戸入り口 谷戸下端から 谷戸の分岐点 サクラに松が共生 田植え中 谷戸先端部
2010/12/5
秋の風情を探しに訪れた。このあたりの谷戸は入り口に奥を見せないような結界がある。この谷戸も少し入ったところに仕切りがある。谷戸の分岐点には新しい藁ボッチが出来ていた。数日前の豪雨の影響か水路が落ち葉でふさがれ水が溢れていた。
     

谷戸の結界

新しい藁ボッチ

落ち葉で水路が・・

     
2011/4/14
この谷戸の特長は中央部にある松を共生しているヤマザクラである。既に田は耕され奥の方から水が引かれつつあった。5月中旬の暖かさと上天気で、多くの人が訪れていた。

途中からの全景

藁ボッチとサクラ

奥から見たサクラ

分岐点のサクラ 谷戸先端部 水が引かれた田
2011/9/27
稲の刈取り前後を撮りたいと訪れた。

分岐点のサクラ

天日干し・はさ掛け

台風15号の被害

分岐点のサクラ 稲穂 ススキと稲田
2012/4/12
サクラの開花を撮りに赴いた。サクラに共生している松はどうやら枯死しているようで、松の葉はすっかり無くなっていた。

ほぼ満開

横から

寄生している松

谷戸入り口方向 野草(名称不明) 野草(名称不明)
2012/12/2
白山谷戸から山越えしてこの谷戸に入った。 かろうじて青空だったのだが、次の神明谷戸では青空は消えた。

入り口から

藁ポッチと桜

谷戸入り口方向

松が寄生している桜 谷戸先端部 谷戸先端部