白山谷戸
東京都環境局自然環境部が2000年に都内の「谷戸」を調査し、Aランクの谷戸5箇所のうちの一つ。 |
![]() 1/25000地図でこの谷戸を示す。谷戸全体の2割弱が棚田(水田)になっているが、その他の部分は猫の額ほどの畑もあるが耕作放棄地である。湿地帯に背丈ほどのアシなどが生えている。 東京都内ベスト5に入る谷戸だから、動植物環境が良いのかも知れないが、追々その真価を調べたいもの。 水は比較的豊富なようだ。 この谷戸も東京都指定の歴史環境保全地区だが、保全地区総面積の半分しか都の所有になっていないとか、従って所有者がまちまちでこのような状態になっているのではなかろうか。 散策道は整備されているし耕作放棄地も見た感じとしては新しい。 |
2010/6/3 谷戸入り口から奥を見ると雑草を刈ったり焼いたりした平坦地しか見えない。100mほど歩くと小規模の棚田が現れた。水も張ってあり田植えの準備が進んでいる。その先は耕作放棄地になるが、歩くに不便は感じない道が続く。50mほど先に再び棚田が現れた。最初の棚田より規模は小さい。そこから先は歩く道はあるのだが耕作放棄地が谷戸先端部まで続いている。帰り道に最初の棚田の横を一段上がった所に小さな畑を見つけた。種類が多く量が少ないので、自家消費用の畑と思われる。 |
2011/6/7 今年春に訪れたとき、谷戸入り口は雑草が生い茂り、あたかも耕作放棄地に見えた。今日は曇りであったが近所のイヌツゲを撮りに出かけたついでに立ち寄った。 なんと谷戸入り口は雑草も刈り取られ、最初の棚田には田植えも行われていた。 奥の棚田は水は張られていたが田植えは未だだった。 |