片所(かたそ)谷戸

京王線多摩境駅から徒歩10分の近さにある小さな谷戸である。「小山のホタルと自然を守る会」によって水路や観察通路の整備、主たる樹木に名札付け、下草刈りなどが行われており、簡単に立ち寄ることが出来る。
この小さな谷戸が注目を集めたのは、2003年に新種の桜、ホシザクラが50株も群生していることが発見されたことによる。ホシザクラは1992年に初めて、多摩丘陵で見つかった。5枚のがくの形が、星のように見えることから、この名がついた。見つけた富山県中央植物園の大原隆明主任によると、野生個体は多摩丘陵の4〜5カ所で計100株程度しかないという。環境省も2007年、ごく近い将来に絶滅しかねないと、危険度の最も高い「1A」に指定した。大原 主任は「片所谷戸は最大の群生地の可能性が高い」という。
ホシザクラを始めホトケドジョウ、ホタルなども発見されているとか。 2008年7月19日朝日新聞に、この地の開発問題が報じられ脚光を浴びるようになった。
周辺地域の開発時には谷の深さが幸いして取り残されていたものに、その後この地の開発計画が出たようだ。私は20年ほど前まで社宅住まいをしていたが、その中に谷間を埋めて建てられた社宅があり、地下のミズミチの関係と思われる湿気に悩まされた経験がある。土地造成も削られる方は良いが埋められた土地は地盤強度にも湿気にも問題があろう。
 
2010/05/14 サクラが終わり新緑の始まり
最上流端の池 水は誘導されている 通路の整備状況 谷戸の新緑 谷戸の下流端付近 花弁の散ったイヌザクラ
2011/04/1 
最上流端の池 鉄分だろうか 通路の整備状況 谷戸の日当たり ウグイスカグラ ヤブザクラ