野中谷戸

東京都調査による都下ベスト5の谷戸の一つで、町田市の北部丘陵まちづくり基本構想に参入されている谷戸。

町田市経済観光部北部丘陵整備課から地形図を入手し、この谷戸にマーキングしたものを右に示す。

クリックすれば大きくなるが、田中谷戸の東隣の谷戸、小山田バス停から正山寺の標識に従って北上する。

国土地理院の1/25000地図ではこの谷戸は水田のマークが付いているが、谷戸入り口に少しの棚田があるだけで、あとは畑になっている。

この谷戸は農家が自前で耕作しているようで、NPOなどの手を借りていないようだ。公団開発から外れた土地で、市の土地ではないのだろう。

町田市北部丘陵まちづくり基本構想では、この谷戸は「農の活性化エリア」に設定されている。東谷戸も同じ設定だが、東谷戸にはNPOの手が入り構想に沿った開発が行われていた。
この谷戸の耕作放棄地はさほど酷い状態ではないので、早い対応が望まれる。

 
2010/6/7
正山寺を右に見てしばらく進むと棚田が現れた。期待を持って進んだが棚田はここだけで、新しい耕作放棄地が並んでいる。新しいというのは雑草がさほど茂っていないことから感じたこと。このあたりは水を流す溝はある。谷戸中央から西へ延びる谷戸も国土地理院の地図では田のはずだが相当な荒れ方である。しばらく進むと道路脇に畑があり、谷戸先端部にも畑があった。耕作している人に話を聞いたが、以前はこのあたりまで棚田であった。水を流す溝も整備されていたのだが、荒れ果てて今はない、そのためサツマイモなどは土地に水分が多いので良いものが出来ないとのこと。ここを進めば多摩横山との標識があるが、同時に立ち入り禁止の標識もある。
谷戸の始まり 新しい耕作放棄地 放棄地と水溝 西へ延びる谷戸 最先端の畑
動物たち
         
2010/6/7 カモ